2009年12月14日
『カンブリア宮殿(12/7)』のゲストはりそなホールディングスの細谷英二会長だった。
細谷氏は国鉄民営化に携わった人で、国鉄破綻の原因について、こう述べていた。
『最終的に責任をとる人が不在。どこかに甘えの構造が残って物事の決定を先送りにしていく』
一昔前と違って、これからの社会は、個人レベルで言えば、国も組織もいざというときに面倒をみてくれない時代なのだと思う(マニフェストでは良いことを並べるけど)。
国や組織がみてくれない分をどう補っていくのか個人一人一人考えていかなければならない。
同様に組織も、安定した取り引きがいつまでも続くわけではなく、その状況に油断してしまうと、競争力を落としていくことになる。
『現状維持は最大のリスク。企業は変わり続けなければいけない』と細谷氏は言っていたけれど、成功体験があるほど変化が遅れてしまうのはよくあることだと思う。
銀行業の素人だった細谷氏もそうだけれど、時に門外漢とも言える人材を新たな血として組織に招くのは活性化につながる。でもその場合は、十分な権限を与えないと、改革は失敗しそう。
ほかに気になった言葉を最後にメモ。
・企業は”お客密着”"地域密着”でなければ持続的な成長ができない。
・他流試合に通用する人材になれ
・三流のリーダーは”お金”を残す、二流のリーダーは”事業(ビジネスモデル)”を残す、一流のリーダーは”人”を残す
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2009年12月7日
『カンブリア宮殿(11/30)』のゲストは、ぐるなび
会長の滝 久雄氏だった。
番組で滝氏は、『なぜ飲食店に絞ったのか』という点に、次のように答えていた。
・外食産業は市場規模が大きい(15兆円)
・にも関わらず、飲食店が使える毎日の販促メディアに欠いていた(雑誌かタウンページくらい)
存在しなかったメディアができるのはすごいことだと考え、すぐに外食産業に決めたそうだ。
インターネットの登場、『ぐるなび』のようなサービスの登場によって、立地に左右されていた飲食店の集客条件に他の要素も加わるようになったわけで、これは革命的な変化だったと思う。
『ぐるなび』は存在しなかったメディアを作り、消費者と飲食店を繋ぐ情報問屋となった。インターネットで成功するビジネスモデルのひとつが、『ぐるなび』のような情報問屋になること。一つの分野で情報問屋になれれば、組み合わせでいろいろなサービス展開が可能になる。
『人のネットワークとITのプラットフォームのペアが究極のサービス。インターネットのプラットフォームだけでは絆にならない』と語っていたのも印象的だった。
巡回スタッフによる飲食店支援をはじめ、人手を介したフォローをおざなりにしない。
村上 龍氏が番組で、『ぐるなび』を作ったのは若い人かと思ったと驚いていたけれど、経験豊かだったから、『人のネットワーク』の部分も大切にできたのかもしれない。
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2009年11月29日
『追跡!A to Z(NHK 2009年11月28日放送)』のテーマは『安売り競争は何をもたらすのか』だった。
PB商品を巡る各社の動きを取材したもの。
トライアルカンパニーの場合
コーラ 15円、Yシャツ 299円などPB商品を販売している。
売上の10%がPB商品だとか。
どうして価格が下げられるかと言うと、人件費削減が大きそうだった。
・点かなくなった蛍光灯は、1本1本替えるのではなく、まとまってから替える
・警備スタッフなし
・損益計算書の分析は中国で
どれも凄まじい施策だと思ったのだけれど、一番驚いたのが3番目の分析業務を中国でやっているという点。
ドンキホーテの場合
PB商品開発の流れは、
・消費者の声をリサーチし、開発商品を決める
・その商品の市場最低価格を調査し、それより下の価格設定をする
・取引先のつてなどで工場の稼働率が落ちている製造メーカーを探す(製造メーカー側としては、利幅は少ないけれど、取引量が多いので魅力)
・価格以外にPRポイントを作るため、プラスαの要望を出す(市場最低価格を下回りつつも、内容量は多いなど)
コスト削減は、「小売」「物流」「製造」のうち、「製造」コストを分解。
「メーカー利益」「包装・パッケージ」「原材料」の中から、「包装・パッケージ」を外注から自社で行うようにするなどしてコスト削減をしていく。
乾めんメーカーの場合
小売のPB開発に対応するために、借金して設備投資。
機械化による人員削減や賃金カットによって、低価格商品を作った。
しばらくして小売がPB商品を値下げ。
その分をメーカーに要求。
メーカーは販売促進費として値下げ分の額を支払うはめになり、赤字に。
小売に逆らえないメーカーは多いのだと思う。
このケースも設備投資してしまっているので、発注がなくなると困ってしまうという背景があり、言いなりになるしかないのだろう。
小売側が責任をとらないのだとすると、製造メーカーはPB商品開発に慎重にならないと業績悪化にトドメを刺すことになりかねないと思った。
ソースメーカーの場合
このメーカーも乾めんメーカー同様、PB商品開発に取り組んだのだけれど、問題に気づきPB商品から撤退をした。
もともとの強みは、豊富な品揃えで、大学いものソース、パスタソース、麺つゆなどそれぞれは小さい市場だけれど、高シェアをとっていた。
それがPB商品開発により、製造ラインがPB商品にとられ、強みの品揃えは半分近くにまでなった。
PB商品の取引は大量なので、営業もそこにばかり力を入れた結果、営業力も落ちてしまった。
そこに、乾めんメーカーの例のように、小売の値下げによる販売促進費の請求が来るようになり、PB商品をずっとは続けられないと悟り撤退を決めた。
たしかに消費者のニーズに一番詳しいのは小売で、価格設定に小売のノウハウは不可欠だ。
ただ製造メーカーを言いなりにするような関係では品質は保てない。価格で折り合わなかったり、商品の品質が問題になれば、メーカーを変えればいいだけ、と小売が思っているのだとしたら、日本の『ものづくり』力はどんどん落ちていく。
世界規模で考えると、日本が低価格で勝負しようとしても、高品質が伴わないのであれば、勝ち目がないのだから、『ものづくり』力をこうした形で損なっていくのは危険。
小売側も責任をとって、メーカーと良好な関係が築けるようにならないといけないだろうし、ソースメーカーのケースのような『気づき』や、自立(インターネット販売に注力するなど)も必要だと思う。
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2009年11月23日
『カンブリア宮殿(11/16)』はアサヒビールの荻田社長がゲストだった。
営業姿勢のいい見本となる企業だと思った。
いくつか気になった言葉が。
1)営業マンのプロはしゃべりすぎない(相手の悩みを解決するのが営業で、しゃべりすぎると相手の問題が出てこない)
2)信頼を勝ち取っていくのは小さなことから
3)成功体験する癖をつける(部下に成功する場を与える。小さな成功をサイクルにして回していく)
4)2割を走らせることを目指す(2:8の法則、2:6:2の法則)
こつこつと営業努力を重ねた結果、ビールシェア1位になったという印象。
『スーパードライ』の存在も大きそうだけど。
[2009.11.23追記]
『カンブリア宮殿(11/23)』もゲストはアサヒビールの荻田社長。
前回放送より端的に、営業に必要なことを述べていた。
1)営業先との人間関係
2)営業先の問題を解決する力
特に『問題解決力』の比重が高まってきている。
たとえば、ビールが売れないという問題に対して、売場の提案だったり、陳列商品の提案などで、解決する力が求められる。
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2009年11月21日
大手スーパーやコンビニが新店舗を中心に、高齢者に優しい店づくりを進めていると、日本経済新聞(2009年11月21日朝刊)に出ていた。
具体的な対応は、
・エレベーターの速度をおとす
・買い物補助の専門担当者(案内係)配置
・カートを軽くする
・高齢者専用の駐車場(幅が広くてとめやすい)を設ける
など
近所の大手スーパーによく行くけれど、
ベビーカー連れや妊婦さんを見ていると、
通路が狭そうだったり、
レジ前が混んでいて通るのに一苦労していたり、
と大変そう。
高齢者に限らず、優しい店づくりをしていくことが、消費者との心の距離を近づけることになり、長期の関係を築くことに繋がるんだろう。
食品売場のところどころに休憩用の椅子を置くなんてこともあってもいいのでは。
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2009年11月19日
銀座松坂屋のグッチ跡にフォーエバー21が入る予定と、日本経済新聞(2009年11月19日朝刊)に出ていた。
H&M、ZARA、ユニクロも既にあって、僕の中で銀座のイメージが少し変わってきた。
もともとそんなに銀座で買い物しないのだけれど、H&Mがどんなか見に行ったり、ユニクロが気になったり、無印行ったり、Appleストアに寄ったりと前よりは行くようになった。
銀座で困るのは、食事。
ちょっとしたお店がなくて、ほどほどの店を探しているうちに、有楽町の方まで歩いて、結局マクドナルド、なんて時もあった。
安く洋服が買えるようになってくると、余計に食事を高く感じる。
洋服で使わなかった分、ランチに使おう、って気にどうしてもなれない(夕飯なら、まだいいかな)。
食事処にとって、低価格アパレルは迷惑な存在かも。
同じ記事に、大丸 梅田店(大阪)がユニクロ誘致を進めるているという話も出ていたけど、百貨店の食品売場にとって、低価格アパレル誘致は吉と出るんだろうか。
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